エンジニアが流れのはやいIT業界で生き残っていくためには、複数のスキルを併せ持っておく必要があります。1つの技術を極める専門職のイメージがありますが、エンジニアは総合力が試される職業なのです。

エンジニアと名乗るにはプログラミング言語の知識は絶対、ということは明らかですが、生き残っていくには複数の言語を操れなければいけません。PHP専門、JavaScriptしかできない、というようでは現代のIT業界では仕事にありつくことは難しいでしょう。さらに新しい言語は日々開発されています。古い言語に見切りをつけて新しい言語を積極的に学ぶ姿勢も重要です。

文章力も重要になります。エンジニアは数字に強ければ良いというイメージがありますが、実は想像以上に人間相手のコミュニケーションをとること、とりわけ文章を使ったコミュニケーションが多いのです。

例えばSEなどが要件定義書を作成する際、開発チーム全員に全く同じ情報が伝わらなければなりません。また無駄に長い文章や分かりづらい文面は、時間のロスにつながり生産性を落とします。

その他にも、メールやチャットツールでコミュニケーションをとる際は、自分の言いたいことを正確に伝える必要があります。エンジニアのそういった面を考慮すると、文章力は必須のスキルになるのです。

また現代のエンジニアに最も必要とされる能力は、自己分析スキルです。生涯を通して1つの会社に養ってもらうことは、もはや過去の話です。特にエンジニアは転職、独立、起業など様々なキャリアパスを選択できる職種です。エンジニアとしてのこれからの人生を構築していくうえで、自己分析スキルは欠かせないスキルとなります。